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神岡軌道跡、再び(2)東猪谷~横山付近の遺構 [神岡軌道・神岡鉄道・RMB]

神岡軌道跡を巡る旅、2回目。
(おことわり)
今回紹介している場所の一部は、人が立ち入ることを考慮していないために安全が確保されておりません。
ヘルメット・登山靴・登山用ストック・熊鈴・懐中電灯などの装備が必要であり、場合によっては命に関わるケガをする可能性もあります。もしもこの記事を参考に現地を訪問される方がいらっしゃいましたら、自己責任でお願いいたします。
また、遺構への破壊・汚損行為、動植物への危害はもっての外です。

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猪谷発電所近くの遺構を探していた我々は、発電所を跨ぐ橋の跡から続く軌道跡を追った。
民家の脇に、掘割らしき空間を発見した。

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中に入ってみた。
前回の記事で、橋の欄干のようなものが見えた場所まで行ってみたかったが・・・藪に阻まれて行けず。

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車で東猪谷駅跡へ向かう。この道もまた、軌道跡である。

 

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(36.463959, 137.252451)付近
集落を離れてしばらくいくと、少し広い草地が見えてくる。ここが東猪谷駅跡だ。

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旧大沢野町の立てた案内が、その存在を主張している。
神岡軌道についての簡単な説明も刻まれている。

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東猪谷駅跡から、舗装路を先へ進む。

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(36.462037, 137.251923)付近
じゃじゃーん!!

猪谷周辺でドライブがてらに行ける範囲では、恐らく一番の遺構。
隧道の入り口にたどり着くのである。

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数年前に見に来た時には扉がついていたが、壊れて外されてしまったらしい。

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電気配線を取り付けていたと思われる器具が残っていた。

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内部には水がたまり、とても歩いて入れるような状況ではない。
長靴を持ってくるべきだったか。

とりあえず、猪谷~東猪谷近辺の遺構探しはこれにて終了。

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(36.450386, 137.264309)
国道41号線・横山トンネルの神岡側入り口。
その側壁に沿って伸びる白いガードレールをたどっていくと、素晴らしい遺構があるという。
今度はどんなところに出るかわからない。ヘルメット等を装備し、出発。

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ガードレールが途切れた辺りから、急に獣道のような足元のおぼつかない道になる。

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道端に咲く山菜に目を奪われる。
でも、今日は山菜採りに来たのではない。

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右手に石垣が見えてきた。

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・・・これが軌道跡か?(奥側が神岡方)
この地域、4月中ごろにはほとんど生えていなかった草木も、この2週間ちょっとで驚くほどに茂っていた。

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恐らく、こんな感じに軌道が走っていたはずである。(向かって奥側が猪谷方)
この時点で既に、軽いノリで軌道跡探索に来たことを猛烈に後悔していた。
しかし、好奇心の方が勝った。この先に行きたい。

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草をかき分け、木の枝をくぐり、先へ進む。
すると、古いレールが立てられているのを発見。落石覆いの跡か何かか。

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軌道が無くなり、人の手が入らなくなってもなお残り続けるレール達。
もっと面白い物が見つかるかもしれない。希望が湧いてきた。

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しかし、その希望は前方の景色を見たとたんに萎んでしまった。
土砂崩れや落石によって、レールがなぎ倒されていた。
軌道跡も解りづらい状態だ。

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足元に転がっていた石は断面がまだ新しく、最近になって落下してきたものだと分かった。
中には自分の頭と同等なサイズのものもある。これが今、私の頭に落ちてきたら・・・
血の気が引いた。
(眼下に見えるのは旧第三セクター神岡鉄道線の線路と落石覆い)

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しばらく進むと、何かが見えてきた。

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洞門である。

この記事では、トンネルを「隧道」、トンネル様の形をして片側に明かり取り穴があるものを「洞門」、トンネル様ではない形の覆いを「落石覆い」「スノーシェッド」と記述している。
東猪谷で見た隧道に続いて、素晴らしい遺構との遭遇であった。



 

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中に積み重ねられていた丸太は、キノコ栽培用か何かなのだろうか。だとしたら、この場所まで来る地元民がいるという事なのだろうか。

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洞門の穴から見える新緑が、清々しく見える。
歩いて来るのは大変だが、見る分には美しい。

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この場所に足を踏み込んだのは、古レールで作られたとても素晴らしい落石覆いがあるという話を聞いていたからである。
しかし、この洞門より先に足を踏み入れることへの恐怖、先ほど見た古レールの残骸がそれなのではないかという誤認から撤退してしまい、その姿を見ることは叶わなかった。(実際、その落石覆いはここよりも猪谷側にあることが帰宅後に判明した)
これからの季節、藪はどんどん成長する。新緑の季節が一番、探訪には適していると言われているが・・・この先へのアタックは、来年以降に持ち越しとなるのであろうか。

以下次回へ続く。
お読みいただき、ありがとうございました。


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雷鳥485

お邪魔します。

神岡軌道のレポート、前回に引き続き興味深く拝見しました。私も興味があり、去年秋にそれこそ「味見程度」に車で辿ってみました。
基本的にはR41沿線しか運転の自信が無かったので、国道から見える遺構はちょっぴり押えましたが、じっさい山中に分け入り、忽然と現れる胎動や洞門に遭遇すれば感動でしょうね。素晴らしいです。
この先もレポートが続くようなので、楽しみにしております。

本題とは関係ありませんが、とうとうトワイライト廃止ですね…富山を通る在来線特急がゼロになるとは、さみしい限りです。新幹線も良し悪しというか。

このことで某地元紙にコメントなさってましたね(^^)
今まで高嶺の花としか思ってなかったトワイライト、どうしても乗りたくなりました。ちょっと頑張ってみようかなぁ。
by 雷鳥485 (2014-05-29 23:10) 

T_saga

雷鳥485さん、コメントありがとうございます。

東猪谷周辺や茂住周辺の一部、神岡周辺の一部は、比較的アクセスがしやすいので気が向いたときに立ち寄れそうな感じがします。ほとんどの廃軌道は重装備での探訪が必要なので、すべて回ろうとするのは無理というものかもしれません・・・。

トワイライトエキスプレスの記事、お読みになられましたか。お目汚し失礼いたしました。
すでに旅行代理店によるツアーパックでの確保分も廃止まで埋まりつつあるとのことですから、切符は1か月前予約の争奪戦になるでしょう。お金と時間の用意よりも、切符の確保が最大の難関です。挑戦される際は、みどりの窓口に10時ちょっと前から張り付いていなければならないかもしれません。ご健闘をお祈りいたします。
by T_saga (2014-05-30 22:33) 

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